第七幕 魔皇子


ーミレトス城ー
 魔族の立像や異様な装飾が施された鎧や武具が並ぶ廊下を一人の男が歩いている。黒と赤の軍服と豪奢な紅のマントに身を包んだ赤い髪の男である。
「それにしても何という建物の造りだ。これが美しさで知られたミレトス城なのか」
 曲がりくねり奇妙な部屋が並ぶ中を歩きながら呟いた。見れば廊下も部屋も胸の悪くなるような様々な色で塗られ蛙や蛇、蜥蜴等が這いずり不可思議な装飾具があちらこちらに無造作に置かれている。
 男はそれ以上何も口に出そうとはしなかった。建物のどれにも一切目をやらず足早に進んでいった。
 階段を上がる。訳のわからない、見ていると気分が悪くなる造りの部屋を幾個も抜けある部屋に来た。
 そこは暗黒の部屋だった。十二の松明が部屋を照らしている。そう、灯りが無く暗いのではない。部屋の全てが漆黒に塗られているが為に暗いのだ。異様な部屋だった。
 その中に銀の髪の少女がいた。男の姿を認めると左肩に右の拳を当てるヴェルトマー式の敬礼をした。
「良い、イシュタル。堅苦しい事は抜きにしたい」
「ハッ」
イシュタルは手を収めた。男はそれを見て言った。
「ここに来たのは他でもない。イシュタル、この城に捕らえてある子供達を全て解放し親の下へ帰してやるのだ」
「えっ・・・・・・」
「あの子供達が辿るであろう運命を思ってみよ。どうすべきかわかる筈だ」
「しかし私の一存では・・・・・・」
 イシュタルは困惑する。その顔には逡巡の色が表われている。
「グランベル帝国皇帝である私の命でもか?もう一度言おう、今すぐ子供達を解放するのだ」
「はい・・・・・・」
 彼女がそれを了承しようとしたその時だった。二人の横に黒い渦が生じた。
「困りますね、父上。あまり無茶な事を仰られては。イシュタルも困っているではありませんか」
「ユリウス・・・・・・」
 その男、皇帝アルヴィスは我が子の名を呼んだ。だがその口調には我が子への愛情などは微塵も感じられず異形の者への憎悪の念が発せられていた。
「あの子供達は我等が糧となる言うならば生き餌。御渡しする訳にはいきませぬな」
「くっ・・・・・・」
「そのそもこの様な所にいらして良いのですか?グランベルには反乱軍がもうすぐ来ると聞いて今にも暴動や反乱が頻発しそうなのでしょう?」
アルヴィスはそのあからさまな侮蔑の口調に憤りを感じた。だがそれは表に出さない。いや、出せなかったのだ。
「・・・・・・その反乱軍はもうこの城まで三日の距離まで来ているというではないか。御前も足下が危うくなってきているのではないのか!?」
 負け惜しみじみた言葉を出すのが精一杯だった。
「・・・・・・これは面白い事を仰る」
 ユリウスは口の端を歪めて笑った。
「何!?」
「まさか私があの者達に敗れると本気で考えておられるのですか?それは父上が最も良くご存知だと思っていたのですが。母上が亡くなられた時に」
「うっ・・・・・・」
「それを考えられれば今何を為されるべきかお解りですね?まあどうしてもと言われるなら宜しいですが。・・・・・・しかし誰のおかげで今まで生きてこられたか。・・・・・・ねえ父上」
 ユリウスの紅い瞳が竜のそれになった。黒い気が全身を包む。
「・・・・・・わかっている。私は御前には・・・・・・勝てぬ」
 ユリウスの瞳が人のものになった。気も消え去った。
「・・・・・・やれやれ、最初からそう言っていただければ。ではすぐにシアルフィに戻られよ。そして子供達をシアルフィに受け入れて頂く」
「・・・・・・ああ」
 アルヴィスは力無く頷くとワープで姿を消した。ユリウスはそれを侮蔑しきった目で見送った。
「・・・・・・さてと、イシュタル」
 彼はイシュタルに向き直った。その顔はあどけない少年のものになっていた。
「子供達はマンフロイに任せれば良い。我々はここで解放軍を迎え撃つとしよう」
「・・・・・・はい」
 イシュタルは答えた。今一つ顔色が良くない。
「どうした?浮かない顔をして。やはり子供狩りは気が進まぬか」
「・・・・・・いえ」
 イシュタルはそれを否定した。だが顔色までは否定出来なかった。
「あの子供達は私の糧となるのだ。それはわかるだろう?」
「・・・・・・はい」
「やはり晴れないな。・・・・・・そうだ、気晴らしに一つゲームをしよう」
「ゲーム?」
 ユリウスはそれを聞いて笑った。
「そうだ。もうすぐミレトス城に解放軍の者達がやって来る。あの歴戦の強者達がな」
「はい」
 喉がゴクリ、と鳴った。その中にはイシュタルがよく知る者もいる。彼等がどのような人物かも知っている。
「奴等の主立った将達のうち一人を裂きに倒した方が勝ちとする。賭けるのはこの青水晶だ。どうだ?」
 懐からその水晶を取り出した。驚く程大きく透き通っている。
「はい、戦いでしたら異存はありません。必ずやその水晶を私のものにしてみせましょう」
 顔からもやが消えた。ユリウスもそれを見て子供の様な笑みを浮かべた。
「ハハハ、そう上手くはいかないぞ」

 三日後解放軍はミレトス城を完全に取り囲んでいた。その包囲網は十重二十重であり猫の子一匹通れない状況であった。
 セリスは本陣でオイフェ、シャナン、レヴィン等と共にいた。城の上空から目を離さない。
「あの暗雲・・・・・・。間違い無くこの城にいるね」
 ドス黒い雲が厚く渦を巻いている。城からも何かしら不気味な気が感じられる。
「それだけではありません。他に感じられるこの激しい魔力・・・・・・。もう一人恐るべき強力な術者がいます」
 オイフェの額から脂汗が滲んでいる。
「おそらくイシュタル王女・・・・・・。厄介な相手だな」
 シャナンは呟く様に言った。
「アルスター、コノートでの恐ろしさは皆骨身に染みているだろう。だが我々もあの時の我々ではない。そして・・・・・・。捕らわれている子供達を助け出す為にも退くわけにはいかない。だろう?セリス」
「うん」
 セリスはシャナンの言葉に頷いた。そして言った。
「僕達は退かない。暗黒神をこの世に再び降臨させない為にも。行こう皆、ミレトスを陥としユリウス皇子の野望を食い止めるんだ!」
 この言葉が角笛となった。解放軍は一斉に攻めかかった。

 ミレトス城は市街が無い。高く厚い城壁に高い城と多くの矢倉や塔が囲まれている。言わば要塞である。
 本来は美しさで知られる城である。しかしユリウスや暗黒教団により醜く複雑怪奇な造りに変えられ『魔窟』とさえ呼ばれるようになった。
 極彩色に塗られた内部、不可思議な装飾、無数の蛇が絡まったかの如き廊下、多くの部屋・・・・・・。それは巨大な迷宮であった。
 また部屋の一つ一つに暗黒教団の者達は罠を仕掛けていた。部屋に入ると矢が飛び出し槍が突き出斧が襲い掛かる。深く巨大な落とし穴の中は剣が連なっていた。解放軍の進撃は遅々として進まなかった。
 そこは暗黒教団の者達がゲリラ的に奇襲を仕掛けて来る。扉の陰から、シャングリラの上から、テーブルの下から、獣の様に潜み襲い掛かる暗黒教団の司祭や剣士達は攻城戦に慣れている筈の解放軍の歴戦の勇者達を大いに苦しめた。
 それだけではなかった。ユリウスは解放軍が攻めて来るにあたり城の地下に飼っていた多くの獣達を解き放っていたのだ。
 獅子が、虎が、豹が、熊が、狼が、大蛇が、鰐が、そして当初より城中を徘徊していた毒蛇や毒蜥蜴、狂犬、蠍、毒蜘蛛等が罠や暗黒教団と共に解放軍を待ち伏せて襲い掛かって来る。部屋を一つ、廊下を数歩確保するだけでも決死の戦いとなった。
「クソッ、またか」
 トルードは落ちて来るシャングリラをかわしその上から飛び掛かって来た野猿を切り捨てて言った。
「全く連中も性質が悪いな。こんだけ罠と番人がいるなんてどっかの王様の墓位だぜ」
 リフィスが熊の心臓と喉に短剣を投げ付け仕留めて言った。
「王家の墓か・・・・・・。だがここは財宝なぞ無いぞ」
「いや、とびきりのが一つあるぜ」
 リフィスはトルードに笑って言った。
「何だ、それは」
 トルードは思わず尋ねた。
「魔王の首さ。少しずつだが見えてきたぜ」
「成程な」
 トルードはその言葉に対して頷いた。
 リフィスの言葉通り解放軍は少しずつではあるが確実に城を占拠していった。部屋を一つ一つ慎重に攻略し襲い来る暗黒教団や野獣達を各個に倒し一歩一歩確実に進んでいった。
 上へ昇る階段への入口でブリアンは五匹の虎に囲まれていた。前に二頭、左右に一頭ずつ、そして後ろに一頭いる。いずれも優に人の二倍以上はある巨大な虎である。
「おいブリアンさん、幾ら何でも分が悪いぜ」
 目の前の二匹の黒豹と睨み合いながらすぐ隣の部屋の前でホメロスが言った。
「ホメロス殿、心配御無用。貴殿はその豹に専念して下され」
 右手のスワンチカが光った。その言葉にホメロスも流石に面食らったがすぐに目の前の豹に目を向けた。
(まあいざとなったら助けてやりゃあいいな。それで美味い酒でもねだろう)
 五匹の虎が一斉に襲い掛かって来た。ブリアンはまずスワンチカを投げた。右の虎の頭が吹き飛ばされる。
 右足を真横に鉈の様に振り下ろす。虎の頭が砕け散り血と脳漿の中に崩れ落ちる。
 返す刀で左拳を正拳突きで出す。急所である眉間に完全に入った。即死だった。
 後ろから来る虎を左に跳びかわした。そのまま身体を右に戻しその右手を虎の首に巻き付けた。ゴキッ、と首の骨が折れる鈍い音がした。
 同時に左拳を最後の虎の顎へ振り上げる。上に飛ばされた虎を戻って来たスワンチカが両断した。
「すげえ・・・・・・」
 豹達をエルウィンドの連射で一蹴したホメロスが振り向いた時に見たのは一瞬にしてその離れ技をやってのけたブリアンが最後にスワンチカを左手で掴む瞬間だった。五匹の虎はもう地に伏していた。
「酒貰い損ねたなあ・・・・・・」
 ブリアンはその言葉に振り向き言った。
「何か言われたか、ホメロス殿」
 攻城戦は二日が過ぎ三日目となった。解放軍は夜に迫り来る野獣や毒蛇に悩まされながらも遂に地上の全ての建物を制圧し地下の幾層にもなった宮殿の最深部まで辿り着いた。
「遂にここまで来たね」
「ああ。えらく長く感じたな」
 セリスとアレスは黒い鉄の扉を前にして思わず口に出した。
「この寒気すら感じる邪悪な気・・・・・・。間違い無くこの扉を抜けたらすぐのところにいるな」
 アレスが言った。
「イシュタルもな。この魔力は間違い無い」
 イシュトーが言った。他にはセティとコープルがいる。
「行こう、おそらくブルーム王やトラバント王よりも遥かに強力な相手だ。だが我々は負けるわけにはいかない。暗黒神を再びこのユグドラルに降臨させない為にも」
 一同頷いた。その決意は固い。
 扉を開けた。極彩色の部屋の左右にプレートメイルが数体ずつ並べられている。どれも奇妙な装飾が施され剣や槍を持っている。
 五人が部屋の真ん中に来ると鎧が一斉に動き出した。ガシャガシャと音を立て五人に襲い掛かる。
「ここは任せろ!」
 アレス、セティ、コープルが左右に跳んだ。鎧を押し留め防戦する。
「御免!」
 セリスとイシュトーは全速で前の扉へ駆けた。そして思いきりこじ開け中に飛び込んだ。
「ここは・・・・・・」
 そこは真っ暗闇であった。扉からの光が差す場所以外何も見えない。
 二人は前に出た。すると後ろの扉が突然閉まった。
「むっ!?」
 左右にボッ、ボッ、ボッ、と燭台に火が灯った。
「ようこそセリス皇子、いや兄上と呼んだほうがいいかな」
 漆黒に塗られた部屋の奥の黒い禍々しい形をした翡翠の玉座にその少年はいた。少年の声と同時に何かしら獣めいた声で話している。
「ユリウス皇子・・・・・・!」
 イシュトーが少年の名を呼んだ。ユリウスはそれを聞いておかしそうに笑った。
 その左脇には銀髪の少女が立っていた。イシュトーが最も良く知る少女であった。
「イシュタル、やはりここだったか・・・・・・」
 妹は兄の言葉に顔を背けた。決して見ようとはしない。
「クッ・・・・・・」
 ユリウスは二人を見ながら邪悪な笑みを浮かべた。そして玉座からゆっくりと立ち上がった。
「二人共よくここまで来てくれた。生憎何も無く申し訳ないが我等二人誠心誠意もてなさせてもらう」
 そう言うと一歩ずつ二人に歩み寄る。
「バルドの騎士よ。百年前の恨み今ここで晴らさせてもらう」
 目を閉じた。再び見開かれた時あの竜の瞳となっていた。
「受けてみよ、我が暗黒の力」
 右手をスッと挙げる。全身を凍り付かんばかりの悪寒が走る。本能的に死の危険を直感したセリスは思わず右へ跳んだ。
 それまでセリスがいた場所に闇の柱が生じた。その黒い光にも似た闇からはトゥールハンマーやフォルセティよりも遥かに強大でかつ世界を覆わんばかりの邪悪な力が感じられた。
「流石だな、我が力をかわし得たのは汝がはじめてだ」
 長く伸びた紅い爪を舐めながら余裕すら感じさせる声で言った。
「セリス皇子・・・・・・」
 一人では危険だ、そう察したイシュトーは加勢しようと剣を抜いた。だが目の前で炸裂した雷球がそれを阻んだ。
「貴方の相手は私です、お兄様」
 声の主は決まっていた。イシュタルが撃ち終えた姿勢のままで上段の玉座の前に立っていた。
「やはり闘うというのか」
 それには答えずゆっくりと階段を降り兄の前に来た。そして言った。
「我が主君の為に」
 そう言うと雷を右手に宿らせた。バチバチと音がして周りを淡い緑で照らす。
「そうか・・・・・・」
 妹の眼と顔を見て兄も覚悟を決めた。剣に雷が宿る。
「ならば私も我が理想と友の為に・・・・・・。イシュタル、御前を倒す!」
 雷と雷が激しく撃ち合った。飛び散る雷が二人の周りを緑に照らす。
 セリスが剣撃をユリウスに撃ち込む。ユリウスの左肩に吸い込まれる様に入った。かに見えた。剣は何かしらの力で
弾き返された。
「なっ!?」
 ユリウスは笑った。人の笑いではなかった。食物連鎖において上位の生物が下位の生物に対する様な、いや強いて言うならば神、それも邪な性質のものが無力な人間を玩ぶ時の様な見る方にとっては嫌な笑みだった。
「無駄だ、バルドよ。その剣では私に傷を付ける事は適わぬ」
「くっ・・・・・・」
「私の力は知っているだろう。ならば大人しく我が力の前に屈するがいい」
「誰がっ!」
 二人の半身を緑の光が照らし出す。その隣ではイシュトーとイシュタルが激しい死闘を演じていた。
「ハァッ!」
 イシュトーが雷を剣に込めて斬り掛かる。イシュタルは左手の甲に雷の盾を作りそれで受け止める。そしてその盾をイシュトーに投げ付ける。イシュトーはそれを屈んでかわす。
 魔力においてはイシュタルが圧倒していた。だがイシュトーは剣をからめた接近戦に持ち込み互角の戦いを演じていた。
 セリスも負けてはいなかった。剣技においても突出した才を見せシャナンと肩を並べる程の腕を持つだけはあった。ユリウスの激しい攻撃をかわし攻撃を出し続けている。何時しか二人の顔は汗で濡れ闘気で場を熱していた。
「くぅっ、流石にしぶといな」
 ユリウスは腹立たしげに呟いた。
「だがそれも終わりだ。今度こそ決着を着ける」
 そう言って気を溜める。その時だった。ユリウスの動きが止まった。
「ガッ・・・・・・」
 瞳がカッ、と見開かれた。顔が割れた様にバラバラの表情になった。
「ガガガ・・・・・・」
 急にしゃがみ込んだ。そして何やらもがきはじめた。
「グ、ググググゴ・・・・・・」
「!?」
 突然のことにセリスも呆然とした。もがくユリウスの全身から急激に邪悪な気が消えていくのがわかる。
「で、出るな・・・・・・」
 ユリウスは呻く様に言った。声がしわがれたものだけになっている。
「出て来るな・・・・・・」
 両手を地に着け肩で息をしている。振り乱した髪は散り散りになり気も霧消してしまっている。
「セリス皇子・・・・・・」
 キッ、と見上げる紅い瞳は人間のものになっていた。爪も血の様な赤から普通の赤色になっていた。
「今日の勝負はお預けだ。だが覚えていろ、必ずや主の首、喰ろうてやる」
 そう言い残し黒い渦の中に消えた。
「ユリウス様・・・・・・クッ!」
 それを見たイシュタルもワープで姿を消した。
「あっ、待て!」
 イシュトーの言葉だけが残った。二人は何処かへ消え去ってしまった。
「セリス皇子、イシュトー王子、ご無事ですか!」
 扉が開いた。コープル達が入って来た。
「うん。ところでそっちは?」
「全て片付けた。それにしてもどうしたんだ?顔色が悪いぞ」
 アレスが心配する。
「やはりユリウス皇子ですか・・・・・・」
 セティも心配している。
「うん、恐ろしい相手だった。イシュタル王女と一緒に何処かへ行ってしまったみたいだけどね」
「そうですか・・・・・・。しかしチャンスはまだあります。焦る必要はありません」
 コープルが言った。
「そうだね」
 けど、とセリスは思った。扉の向こうからオイフェや仲間達の声がする。
(何故あの時ユリウス皇子から魔力が消えたのだろう。闇魔法と何か関係があるのだろうか・・・・・・)
 暫く考えていたがすぐに仲間達の中にはいった。そして戦後処理に忙殺され記憶の片隅に追いやってしまった。
 ミレトス城攻防戦は解放軍の勝利に終わった。攻略に三日をようし苦戦であったが慎重な進撃が功を奏し被害は極めて軽微であった。主立った将達に負傷者もなく完全勝利と言えた。だが暗黒教団とユリウス皇子の戦法と力は解放軍にとって新たな脅威であることを認識させた戦いであった。


強大な力を持つユリウス。
美姫 「今回は、敵が引いてくれたから良かったものの、戦いは避ける事ができない」
果たして、セリスたちはどうなるのか!?



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