『時空を越えた黄金の闘士』

第五話 「聖闘士という存在」

 

「今一度、今一度言わせてくれ!」

「若き青銅の、少年達よ!」

「地上の愛と」

「正義の為に」

「我らは逝く」

「「命と魂の全てを注ぎ込んで」」

「「「「「今こそ燃えろ!黄金の小宇宙よ!」」」」」

「「「「「「「「「「「「この暗黒の世界に一条の光明を!!」」」」」」」」」」」」

 

射手座のアイオロスの黄金の一矢に、黄金聖闘士12人の全ての小宇宙が注ぎ込まれる。

アイオロスが放った一矢は、『神』以外通ることが叶わず、破壊不可能と言われた『嘆きの壁』に大穴を空けた。

『神』でもない……たった12人の力によって。

壁が破壊されたとき、凄まじいエネルギーが放出され、黄金聖闘士たちを包み込んだ。

その直前、12人中、死者である射手座のアイオロス、双子座のサガ、牡牛座のアルデバラン、蟹座のデスマスク、山羊座のシュラ、水瓶座のカミュ、魚座のアフロディーテを除く五名の姿が消えた。

纏っていた黄金聖衣を残して………。

 

 

 

冥界の崩壊が始まり、双子座の黄金聖衣が消えて暫くして、崩壊していくジュデッカから二つの流星が流れた。

更にエリシオンからも、三つの流星が流れた。

 

 ★☆★

 

次元航行艦船『アースラ』内。

艦長リンディ・ハラオウン提督は今、生死の境を彷徨う心境であった。

クロノに伴われ、『アースラ』にやって来た魔導師の少女と、フェレットに身を変えていた少年と……黄金の闘士。

クロノは『アースラ』に到着後、医務室に直行になり、代わりに通信主任兼執務官補佐のエイミィ・リミエッタが三人を応接室に案内した。

応接室は、和風の造りであった。

盆栽などがおかれ、茶席が設けられており、リンディが正座して待っていた。

まるで、これから茶会でも開くかのように……。

入室してきた三人に、朗らかな笑顔を向け挨拶しようとしたリンディに待っていたのは……冷たい殺気を纏った視線だった。

「……さて、リンディとやら……先程の背信行為について、弁明はあるか?」

「……え……え〜〜〜〜っと…」

「イカサマは、バレなければイカサマではないが……バレてしまった時は……その報いを受けるものだ。……背信行為に対し、死を持って償うか?」

冗談の様な口調だが……カノンの目は笑っていなかった。

「先程の小僧に対しては、指一本での攻撃だったが……お前にはこの拳を見舞ってやろうか?……心配するな…一撃で、苦しまずに逝けるぞ!」

リンディは呼吸も儘ならず、冷や汗を大量に流していた。

「……あの〜〜〜……カノンさん。それくらいで……」

見かねたなのはが、仲裁に入る。

カノンの目から殺気が消え、解放されたリンディは安堵の表情で、その場に座り込んだ。

「……今回は、高町なのはに免じて不問に付す。次はないと思え!」

「ハ、ハイ!」

ホッと息を吐くリンディだった。

 

 ★☆★

 

高町家において、一人の男が目を覚ました。

「……こ…ここは?」

「気が付きましたか?」

男は声のする方に視線を向けた。

穏やかな表情の青年と、おさげと眼鏡を掛けた少女が居た。

「貴方はウチの玄関の前で倒れていたので、中に運ばせてもらいました」

「……それは、お手数を掛けました。ありがとうございます」

男は、この男女に助けられたと理解し、頭を下げた。

「それで……貴方のお名前は?」

「美由希。人に名を尋ねる前に自分から名乗るものだ」

青年が美由希と言う少女に注意する。

「ゴメン、恭ちゃん……。私は高町美由希と言います」

「この愚妹の兄の高町恭也と言います」

「酷いよ――っ恭ちゃん…」

この兄妹のやり取りに苦笑していた男は、表情を改め自らも名乗った。

「私の名前は……ムウと言います……」

 

 ★☆★

 

『アースラ』内で、ユーノが事情の説明をしていた。

自分が、『ジュエルシード』の発見者であること。

その『ジュエルシード』は輸送中に事故に遭い、この世界に散らばってしまったこと。

管理局には報告したが、何かあってからでば遅いので自分で回収しようとしたが、力不足故に適わなかったこと。

類稀な魔力資質を持った高町なのはと出会い、彼女に協力してもらったこと。

等を説明していた。

そんなユーノとなのはにリンディはねぎらいの言葉を掛けていた。

「ですから、僕が回収しようと……」

「立派だわ」

「だけど、同時に無謀でもある」

体中に包帯をまいたクロノが入室して来て、開口一番にそう言った。

「クロノ!……もういい?」

「はい。見た目ほど酷い怪我ではありません。カノンさんは十分手加減してくれていましたし……」

そう言いながら、クロノはカノンに会釈した。

「あの、ロストロギアって何なんですか?」

なのはの質問に、リンディが説明を始めた。

ロストロギアとは、過去、進化しすぎた文明により自滅してしまった次元世界の遺産の総称である。多くは現存技術では到達できていない超高度な技術で作られた物で、使い方次第では世界はおろか、次元世界そのものを崩壊させかねない程、危険な物も存在する。

然るべき手続きを取り、然るべき所で管理、保管しなければならない危険物。

それが、『ロストロギア』なのである。

「貴方達の集めていたロストロギア『ジュエルシード』は、次元干渉型の魔力の結晶体であり、幾つか集めて特定の方法で起動させれば、空間内に次元震を引き起こし、最悪の場合次元断層さえ巻き起こす危険物」

次元断層が発生したことにより、隣接する複数の次元世界が崩壊したことは、歴史にも残っている。

「繰り返してはいけない」

そう言うと、リンディは緑茶に角砂糖を一個入れた。

なのははそれを見て驚きの表情を見せた。

カノンも顔を顰めたが、抹茶と砂糖に湯や牛乳を入れて攪拌し、冷やして飲む抹茶ミルクという飲み方があるので、何も言わなかった。

最も、確かに抹茶は茶道で使用するが……茶道では『抹茶ミルク』にはしないのだが……。

「これより、ロストロギア『ジュエルシード』の回収については『時空管理局』が全権を持ちます」

リンディの宣言に、なのはとユーノが驚いた表情に変わる。

次元干渉に係わる問題ゆえ、民間人に介入できるレベルではないというのが主な理由だ。

 

 

 

 

 

とりあえず、『ジュエルシード』の捜索から手を引く事を渋るなのはとユーノにはよく考えて決める様に言ったリンディは、カノンの事情を聞くことにした。

カノンは、自分の状況を話した。

自分が、『次元漂流者』であること。

自分の世界が、この第97管理外世界『地球』と酷似した世界から来たこと。

管理局と接触するために、フェイトと行動を共にしていたこと。

その条件として、接触後にフェイトを逃がす約束だったこと。

等を話していった。

「………それで、フェイトさんを逃がす為に、クロノと戦ったというわけですか…」

「そうだ。フェイトは管理局と敵対する立場にいるわけだからな。しかし、俺が管理局と接触する為にはフェイトに頼らざる得なかった。この世界で管理局のことを知っているのはフェイトだけだったし……な」

「あの……僕が居ましたけど……」

おずおずとユーノが自身を主張した。

「確かに……。しかし、他に当てが出来たからと言って、あっさりとフェイトを裏切るなど……出来ると思うか?それに、俺は今でもフェイトのことを気にしている。あの娘は……とても、純粋だ……出来ることなら救ってやりたい」

自身の感情に苦笑しながら、カノンははっきりと言った。

以前の自分なら……他人を気遣うなどまったくしなかっただろうに……と。

自身がかなり甘くなってきていることを自覚するカノンであった。

しかし、不満は無い。

本来、敵であった自分をアテナは、気を掛けてくれていたのだから……。

そんな、アテナの影響を受けていることは、むしろ誇らしい。

「とりあえず、貴方が元の世界に戻れるよう、私達が貴方の世界を探し出しましょう。それで、今回の件に関しての情報なのですが……」

「フェイトの居場所は教えない……。フェイトには場所を引き払うよう言ったから、最初は教えるつもりだったが……先程の背信行為に腹が立ったから、教える気が無くなった」

「あうっ……」

リンディは、がっくりと肩を落とした。

「それに……フェイトを捕まえても終わらんだろう。どうやら、フェイトは命令されているだけで、何故『ジュエルシード』を集めるのか、その目的を知らないらしいからな……」

「……そうですか……」

「とりあえず、フェイトに命令している女の名前は聞いたから、それは教えてやろう。確か『プレシア・テスタロッサ』という名前だ」

その名に心当たりがあったのか、リンディは驚き、通信でエイミィにいくらか指示を出していた。

 

 

 

「カノンさん。貴方について他に教えてもらえますか?」

クロノが質問してきた。

「知ってどうするんだ、小僧?」

「クロノです。クロノ・ハラオウン……」

「……私も、聞きたいです」

「僕も……」

クロノに追従するように、なのは、ユーノもカノンに問いかけて来た。

「………」

「僕は、今まで魔法こそ、人が使える最高の力だと思っていました。しかし……魔法が使えない貴方に、僕は成す術も無く破れました。僕の誇りは……砕け散りました。だから知りたいんです。貴方の力を……そして、貴方がどのような存在なのかを?」

クロノの真剣な眼に見つめられたカノンは、フッと微笑み、話し始めた。

「俺は……『女神《アテナ》の聖闘士』だ…!」

 

 

 

 

 

 

 

古代ギリシャ神話にアテナと言う女神がいた

アテナは神々の王である大神ゼウスの娘で、全身に鎧を纏った姿で誕生した…

そう、アテナは戦いの女神であった!!

しかし、アテナは自ら戦うことを好ます、その戦いは常に護る為の戦いだった!!

凶暴で残忍な軍神アレスとの戦い

巨人ギガースとの戦争

海皇ポセイドンとの大地を賭けた争い…

神々の壮絶な死闘は人間にとって気が遠くなるほどの永い年月続いた…

しかし、その戦場において、常にアテナの周りを護る少年たちがいた…

それが、アテナの聖闘士なのだ!!

彼らは地上のあらゆる場所からやってきた真の勇気を持った少年達である!

アテナの戦いは常に正義の戦い…

正々堂々とした戦い…

故に、アテナは武器さえも嫌う…

そんなアテナを護るために、彼らは己が肉体を武器に変えて戦った!

その拳は、空をひき裂き!

その蹴りは、大地を割ったという!

今でも、この世に邪悪が蔓延る時、必ずや現れると言う希望の闘士…

しかし、もはやギリシャ神話の中にもその名は存在しない幻の少年達

それが、アテナの聖闘士

 

 

 

 

 

 

 

クロノは、カノンの話に引き込まれていた。

今まで、様々な次元世界を巡って来たが、神々の戦いなどと言うモノが、伝説として伝わっているのではなく、現在も続いている世界など初めて知った。

「……聖闘士の闘技は、宇宙の開闢に基づいている。宇宙の開闢とは……爆発だ!……石も、花も、木も、そして、我々人間の体も原子で出来ているのはわかるな?」

クロノたちは頷いた。

なのはも、小学三年生の割には理数系の成績がものすごく良いので、理解できているようだ。

カノンは、説明を続けた。

「そう、始めは地上の生物も、星も、銀河も、そのもっと果てにある何千億という星雲も、全てが一つの塊だった。宇宙は約150億年前に一つの塊から『BIG BANG《ビックバン》』によって誕生したのだ」

「……それは、全ての次元世界に共通しています。数多の次元世界の宇宙……そのすべてが、『ビックバン』によって誕生したと言われています」

リンディが口を挟んだ。

カノンも大体予想していた。

どれほど次元世界があろうが、それが宇宙である限り、誕生は同一である筈なのだから。

「……つまり、俺やお前たちの肉体も、ビックバンによって生まれた『小宇宙《コスモ》』の一つなのだ!!聖闘士は自己の体内にあるその『小宇宙』を燃焼し、爆発させることによって超人的な力を生み出すことが出来るのだ」

聖闘士の闘技は、『原子を砕く』という破壊の究極を身につけている。

数字的に説明するのならば、最低の聖闘士でも、音速……マッハ1の拳を繰り出すことが出来る。

つまり、相手との距離が3.4mと仮定すれば、一秒間に100発の拳をぶち込むことができるのだ。

しかも、生身の体でそれを受ければ、その一つ一つが一撃必殺。

「……魔導師にとって、到達可能限界の速度が……聖闘士にとっては最低ランク……」

クロノ達は絶句していた。

段違い、桁違いなんてものではない。

スケールが違う、次元が違う。

クロノは覚った。

魔法文明が発達していない管理外世界の住人達のことを『井の中の蛙』と見下している管理局だが、管理局もまた『井の中の蛙』であったことを……。

「だからと言って、お前たちの『魔法』を見下しているわけではない。自在に空を飛べる力や、次元世界を行き来できることは驚嘆に値する」

しかし、魔法は資質があるものにしか存在しないが、小宇宙は、全ての人、全ての生物に宿ってる力である。

「では、僕も訓練次第で貴方の言う『小宇宙』を体得できるのでしょうか?」

「……小僧…いや、クロノ。お前の歳は?」

「14歳ですけど……」

「……少し遅いが……不可能ではない……だが……」

カノンは言葉を濁した。

かつて、星矢たちの実の父親、城戸光政は100人居る自分の息子達を聖闘士にするべく、世界各地に送り込んだ。

その100人中、90人は行方不明……。

聖闘士になって、戻ってきたのは僅か10人であった。

つまり、聖闘士になれる確率は、10分の1という低確率なのだ。

「……その100人の息子と言うのに、突っ込みを入れるのは置いておいて……それほど厳しいのですか?」

「魔法は、魔力資質があれば、魔法学院などで正しく学ぶことによって、扱える様になれるわ……。小宇宙は……誰もが持っている力だけど……体得するのは命懸け……とても難しいようね……」

リンディは、ため息を吐きながらそう評価した。

「……だからこそ、聖闘士の力は魔導師を上回る……というわけか……」

クロノは、畏怖と憧れを込めた目でカノンを見た。

 

 ★☆★

 

そろそろ時間も遅くなるので、なのはとユーノはクロノに元の場所に送ってもらい、帰路についた。

「ただいま〜〜〜!」

「お帰りなのは!ユーノ…!」

美由希が二人を出迎えた。

「……えっ?倒れてた!?」

「うん。怪我は大したことないんだけど……今、とーさんと居間で話してるよ」

 

 

 

「……恭也さんと美由希さんにはお世話をお掛けしまして……ありがとうございます」

「いや、大したことがなくてよかったですよ」

なのはの父、高町士郎は息子たちが助けたムウという名の青年と談笑していた。

「おとーさん。ただいま」

「おかえり。なのは」

なのはを迎える士郎。

「娘さんですか?」

「はい。末娘です」

ムウは、なのはに向き合い頭を下げる。

「ムウ……と申します。ご家族の方に世話になりました」

「高町なのはです。大丈夫ですか?」

「はい。それほど酷い怪我ではありませんので……」

などと、話しているうちに夕食の支度ができたので、キッチンに集まる。

ムウも、夕食をご馳走になった。

 

 

 

 

 

ムウは、考えていた。

この世界のことを……。

ここは、自分が居た世界に似ているが、違う次元世界なのは間違いなかった。

夕食時に見たテレビを見て、今の暦が1990年ではなく、2004年であることを知った。

単純に未来の世界に来たわけでもなく、違う次元の世界なのも確認できた。

あの時、冥界のジュデッカで死んだはずの自分が……何故、生きているのか?

それは解らない。

そして……元の世界に戻ることができるのか?ということも……。

「失礼します」

ムウが考えに沈んでいると、なのはがノックをして入ってきた。

「お茶を持ってきましたよ」

「すいません。わざわざ……」

「いえ、お兄ちゃんのついで……です……か……ら…」

なのはは部屋中を見渡して、ある一点で泊まり、息を呑んだ。

部屋の隅に置いてある、黄金の箱を見て……。

「ゴ……黄金聖衣?」

それは彫られているレリーフこそ違え、カノンが持っていた聖衣櫃と同じものだった。

「ッ!?」

ムウの顔が驚愕に染まる。

自分達の世界の住人なら、聖衣の事を知っていてもおかしくはない。

グラード財団が主催した聖闘士同士による、地上最大の格闘技戦『銀河戦争』において、聖闘士の存在は知れ渡っているからである。

しかし、この世界には、聖闘士は存在しない。

にも係わらす、何故、この少女は黄金聖衣のことを知っているのか?

ムウは警戒した……が、次のなのはの台詞で警戒を解くことになった。

「ムウさんは……カノンさんの知り合いなんですか?」

思いもかけぬ名前を聞き、ムウは再び驚愕した。

 

 

 

なのはは、アースラで『聖衣』のことについて、カノンから聞いた話を思い出していた。

 

「聖闘士の攻撃力はまさに超人的だが、その肉体は生身の人間であることに変わらない。並みの人間よりは鍛え上げられているとはいえ、破壊の究極である原子を砕く力に耐えることなどはできん。しかし、それを可能にする物が存在する。それが、俺たちが纏っている『聖衣』だ。失われし神の技により生み出されたこの聖衣は、聖闘士の証であり、最強の防具なのだ。」

 

88あるという星座。

聖闘士はその星座を守護に持ち、聖衣も星座を模している。

その星座の数だけ、聖衣は存在する。

北天に29、南天に47.そして、北天と南天を分ける黄道……つまり、太陽の動く軌跡に12。

そして、聖衣は3つのランクに分けられている。

最も数が多く、聖闘士の基礎的な闘技を修得した者に与えられる48体の『青銅聖衣』。

聖闘士の正規兵的な存在であり、より高次元の闘技を会得した者に与えられる24体の『白銀聖衣』。

そして、聖闘士の最高位。たった12人しか与えられない『黄金聖衣』。

特に、黄金聖衣は人間の如何なる力を持ってしても破壊することの敵わない究極の防具。

『神』以外、破壊することなど出来ない至高の聖衣である。

 

 

 

「カノンを知っているのですか?」

ムウは、驚きながらもなのはに質問する。

「はい。さっきまで一緒でした」

そして、なのははカノンの状況を説明した。

「………成程…どうやらカノンと合流することが最善の道……のようですね」

ムウは、そう呟くと、なのはに明日、カノンの下に案内を依頼した。

どちらにしろ、なのははリンディ達にこの件から手を引かず、協力する胸を伝えてあったので、快く承諾した。

 

〈第五話 了〉

 


真一郎「今回……う・ん・ち・く話だな……」

仕方ないじゃん……

真一郎「とにかく……カノン以外の黄金聖闘士が登場したわけだ。しかし、何故、彼が?」

カノンと最初に再会する黄金聖闘士はムウにしなければならないある理由がある

真一郎「その理由とは……」

ムウにしか出来ないこと……それがヒントです。最もそれが分かるのはまだまだ先だけどね。では、これからも私の作品にお付き合いください

真一郎「お願いします」




やっぱりムウだったのか。
美姫 「倒れていたのがムウで、それにもまた理由があるのなら」
やっぱりあれかな。まあ、その辺はいずれ分かるだろうけれど。
美姫 「にしても、改めて聖闘士の凄まじさが分かるわね」
だよな。まあ、何かあるかと思ったけれどリンディたちに対してカノンも穏便にすませたみたいだし。
美姫 「この事件がどんな結末を迎えるのか楽しみよね」
ああ。どんな感じでどうなっていくのか、次回も待っています。
美姫 「待ってますね〜」



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